CloudNative Days Tokyo 2019のスカラーシップに採択され、人生初のカンファレンスに参加したお話

はじめに

こんにちは, ryonryon1802 です.

7月の22日(月)/23日(火)に開催されたCloudNative Days Tokyo 2019(以下、CNDT)のスカラーシップとして参加したので,それについてお話したいと思います.

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目次

  • 参加したきっかけ
  • 実際に参加してみて
  • 今回のカンファレンスで学んだこと
    • CloudNativeという考え方
    • ZOZOがクラウドに求めるコト
  • 最後に

参加したきっかけ

CNDTに参加したきっかけをお話する前に,まずスカラーシップについてお話します.

そもそもスカラーシップとは

スカラーシップとは,カンファレンスに参加したいけれど,開催地までの交通費の関係で参加できないといった学生を支援するプログラムです.

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今回は,入場料/交通費/宿泊費の支援をしていただきました.

株式会社インプレス及び,CNDTを運営してくださった皆様,この度はありがとうございました.

参加したきっかけ

では改めて,参加したきっかけについてお話します.

ある日,友達が,Cloud Native Computing Foundationと,OpenStack Foundationが合同で主催するカンファレンスでスカラーシップの募集があることを教えてくれました。私は,インフラに興味を持っており,就職後はインフラエンジニアとして活躍したいと思っていました.そこで私は,このカンファレンスに参加することで,将来の役に立つと思いました.また,現在のインフラのトレンド技術の動向を知ることができると思い,スカラーシップの応募を決意しました.

その結果,見事スカラーシップに採択され,私の人生初のカンファレンスに参加することが決定しました!!

実際に参加してみて

難しかったというのが,正直な感想です.

今まで私は,Dockerと呼ばれるコンテナ型の仮想化環境の勉強をしていただけで,クラウド環境を構築するOpenStackを勉強したことはほとんどありませんでした.ただ,Kubernetesに関しては,なんとなく程度に知識があったので,カンファレンスの帰り道に一緒に行った友達に,私に分かるように説明してもらいながら,理解を深めました.

ただ,セッションの中には,ゴリゴリの技術系のセッションだけでなく,「なぜKubernetesを利用しているか」といった考え方の話もあり,私一人でも理解できるようなセッションもありました.

今回のカンファレンスで学んだこと

次に,私が今回のCNDTで知ったことについてお話します.

CloudNativeという考え方

まず,CloudNativeという考え方です.
CNDTに参加する以前に,CloudNativeという言葉は知っていました.そのときは,「Kubernetesとか使ってたらCloudNativeなんでしょ」みたいな考えでいました.しかし,CloudNativeとは,「スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらす」という意味でした.
つまり,「人間の作業(手作業)がボトルネックになり得る.そこで,ボトルネックを解消するために人間の作業を自動化しよう」ということらしいです.(解釈が違っていたらごめんなさい)
今回のCNDTのコンセプト?の「+Native」にもあるように,Cloudをただ使うのではなく,Nativeに使うことを考えながら今後,勉強したいと思いました.

ZOZOがクラウドに求めるコト

これは「ZOZOTOWNのCloud Native Journey 〜トール・マカベッチのアンサーソング付き〜」というセッションで,ZOZOTOWNアーキテクチャモノリスからマイクロサービスにするための取り組みについてのお話でした.

ZOZOTOWN の Cloud Native Journey

その中で,マルチクラウドの話がありました.「オンプレミスは安定しているが,クラウドは落ちる」というのは本当なのかと.しかし,岡さんの考え方は,「人が関与していない環境は安定していて,変更等により人が関与する環境は不安定になる」ということでした.
落ちると言われているクラウドも,その先にはオンプレミスがあります.そして,人が関与している時点で,オンプレミスも,クラウドも不具合は存在するということでした.ZOZOは,クラウドに安定よりも革新求め,クラウドの不具合にはマルチクラウドで対応するという話でした.

最後に

聞いていたセッションにおいて,「技術を取り入れることを目的とするのではなく,目的のために技術を取り入れることがより重要」と説明していた登壇者がほとんどでした.私も含め,流行りの技術にはどうしても目が行きがちだと思いますが(私だけかもしれませんね笑),それ以上に目的を達成するために,どのような技術が必要かを考えて,今後の勉強を進めたいと思います.

そして,自分がカンファレンスに参加するなんてと思っている学生の皆さん.
是非,カンファレンスに参加してみてください.
今の自分に役に立たなくとも,将来的に役に立つかもしれませんし,モチベーションの向上にもつながるのかなと思います.